日本は車社会なので多くの方が車を利用していると思われます。鉄道が至るところまで整備されている首都圏であればなくても生活することができますが、地方では車がないと生活できない人が多くいます。通勤や通院、家族の送り迎え、買い物、レジャーなど様々な場面で使うので、快適に生活するためにはなくてはならない存在になっています。ただ、便利な移動手段であることは間違いありませんが、事故のリスクに備えておく必要があります。車を利用するのであれば、絶対に自動車保険に加入する必要があります。
自動車保険の加入率は80%以上なので、多くの方が必要性を理解しているはずです。ただ、同乗者に怪我をさせてしまった場合の保険が他の対人賠償などと比較して高くありません。同乗者に怪我を負わせてしまった場合も損害賠償の支払い義務が生じるので、十分に気をつけなければいけません。軽い怪我で済めば対応できると思われますが、後遺症を負わせることになれば多額の損害賠償となってしまいます。後遺症を負わせた場合は少なくとも数千万円の賠償命令が出ると覚悟しておくべきです。したがって、同乗者のための保険も忘れずに加入することが求められます。
若い世代の人にとって自動車保険は大きな負担になると思われますが、万が一のリスクに備えるためなので仕方ないと考えてください。事故が起こってからでは遅いことをしっかり認識してください。自分は運転技術が高いから大丈夫と考える方がいるようですが、ナンセンスだと言わざるを得ません。ちょっとした油断で事故を起こしているケースが多くあるので、運転技術の高さに関係なく加入する必要があります。車を利用するということは大きな責任が生じるので、保険に加入しないという無責任な選択は絶対にダメです。自動車保険は自分のためでもありますが、事故で被害に遭った人のためでもあります。現在も年間4000人の人が命を落としている現実があります。